欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、荒い値動き

 2日の欧州外国為替市場でドル円は荒い値動き。22時時点では140.58円と20時時点(140.30円)と比べて28銭程度のドル高水準だった。8月米雇用統計で非農業部門雇用者数が+31.5万人と予想の+30.0万人を上回ったことが分かると一時140.59円まで上昇。失業率や平均時給が予想より弱かったことで139.95円付近まで利食い売りに押された。もっとも、一時は3.22%台まで低下した米10年債利回りが一転して3.28%台まで上昇すると買い戻しが優勢に。一時140.80円まで上値を伸ばした。

 ユーロドルは一進一退。22時時点では1.0010ドルと20時時点(0.9998ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ高水準だった。米雇用統計発表直後には一時1.0029ドルまで上昇し、米金利の一転上昇に伴って0.9980ドル台まで失速するも、全般リスクオンの動きが下値を支えるなど、1.0000ドルを挟んで方向感が出なかった。

 ユーロ円は堅調。22時時点では140.71円と20時時点(140.28円)と比べて43銭程度のユーロ高水準だった。ダウ先物が210ドル超上昇したことでリスクオンの円売りが加速し、一時140.75円まで上げ幅を広げた。また、豪ドル円は95.95円、NZドル円は85.86円まで買われるなど、その他クロス円も強かった。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:139.87円 - 140.80円
ユーロドル:0.9943ドル - 1.0029ドル
ユーロ円:139.26円 - 140.75円


(越後)
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