欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、じり高

 31日の欧州外国為替市場でドル円はじり高。20時時点では138.72円と17時時点(138.59円)と比べて13銭程度のドル高水準だった。軟調なユーロなどに対するドル買いに加えて、米10年債利回りが6月29日以来の水準3.16%台まで上昇幅を拡大したことが支援となった。一時138.89円まで上昇し、本日高値を更新した。

 ユーロドルは下落幅を拡大。20時時点では0.9978ドルと17時時点(1.0001ドル)と比べて0.0023ドル程度のユーロ安水準だった。欧州天然ガス価格の指標であるオランダTTFガス先物に買い戻しが入り、エネルギー価格高騰によるユーロ圏景気の減速懸念が重し。米長期金利の上昇にも押され、ユーロドルは0.9972ドルまで下落幅を広げた。

 ユーロ円もさえず。20時時点では138.42円と、17時時点(138.62円)と比べて20銭程度のユーロ安水準だった。ユーロ相場が全体的に押し下げられるなか、ユーロ円は138.27円まで下値を探った。ドル円の円安推移に追随できなかった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.27円 - 138.89円
ユーロドル:0.9972ドル - 1.0046ドル
ユーロ円:138.27円 - 139.13円

(関口)
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