NY為替見通し=米雇用統計を受けた動意こなした後は米3連休へ備える動きに
NYタイムはまず、8月の米国雇用統計に注目することになる。非農業部門雇用者数について市場は30.0万人ほどの増加を見込んでいる。7月の52.8万人から増加幅が減少するとの予想だ。
昨日の米新規失業保険申請件数や8月米ISM製造業景気指数が予想より強い内容だった。雇用統計についても予想と大きく変わらない結果なら、7月との比較で弱めの数字となっても、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ路線に関する思惑を大きく押し下げる材料にはなりにくいだろう。
ただ、予想比で下振れれば、一時的にせよ、金利低下・ドル安の動きとなるか。雇用統計のADP全米雇用報告の結果が弱かったが、単月では雇用統計と強弱にばらつきがあるため、さほど弱気に考えなくともよいとみる。
雇用統計を受けた動意の一巡後は、株式市場の動向をにらみながら、リスクオン・オフの状態に合わせて上下する展開か。しかし、週明けのレーバーデーを含めた3連休を控えているため、次第に動きを落ち着かせていくことが予想される。ドル円は、今週の上昇を受けた後のポジション調整のドル売りが入るパターンに一応注意したい。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、心理的節目141.00円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、7月14日高値139.39円。
(関口)
昨日の米新規失業保険申請件数や8月米ISM製造業景気指数が予想より強い内容だった。雇用統計についても予想と大きく変わらない結果なら、7月との比較で弱めの数字となっても、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ路線に関する思惑を大きく押し下げる材料にはなりにくいだろう。
ただ、予想比で下振れれば、一時的にせよ、金利低下・ドル安の動きとなるか。雇用統計のADP全米雇用報告の結果が弱かったが、単月では雇用統計と強弱にばらつきがあるため、さほど弱気に考えなくともよいとみる。
雇用統計を受けた動意の一巡後は、株式市場の動向をにらみながら、リスクオン・オフの状態に合わせて上下する展開か。しかし、週明けのレーバーデーを含めた3連休を控えているため、次第に動きを落ち着かせていくことが予想される。ドル円は、今週の上昇を受けた後のポジション調整のドル売りが入るパターンに一応注意したい。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、心理的節目141.00円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、7月14日高値139.39円。
(関口)