ニューヨーク外国為替市場概況・5日 ユーロドル、反落
5日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは反落。終値は0.9929ドルと前営業日NY終値(0.9954ドル)と比べて0.0025ドル程度のユーロ安水準だった。ロシア国営の天然ガス会社ガスプロムが主要パイプライン「ノルドストリーム1」を通じたガス供給停止を無期限で延長したことを受けて欧州の景気懸念が強まり、アジア市場では一時0.9878ドルと2002年12月以来約20年ぶりの安値を付けた。
ただ、欧米市場に入ると下げ渋る展開に。米国市場がレーバーデーで休場のため、市場参加者が減少し商いは低調だったが、19時30分前に0.9944ドル付近まで下げ渋った。そのあとは0.99ドル台前半でのもみ合いに終始した。
ドル円は上昇。終値は140.60円と前営業日NY終値(140.20円)と比べて40銭程度のドル高水準だった。米国市場が休場だったため商いは低調だったが、23時前に一時140.66円と日通し高値を付けた。前週末に付けた1998年8月以来約24年ぶりの高値140.80円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだものの、下押しは140.49円付近にとどまった。
ユーロ円は小幅ながら続伸。終値は139.61円と前営業日NY終値(139.57円)と比べて4銭程度のユーロ高水準。欧州時間に一時139.64円と日通し高値を付けたものの、NY市場に入ると139円台半ばで値動きが鈍った。
南アフリカランドは堅調。対ドルでは一時17.1297ランド、対円では8.20円まで値を上げた。プラチナ価格が大幅高となったことを受けて、世界最大の産出量を誇る南アフリカの通貨ランドを買う動きが優勢となった。
ノルウェークローネはしっかり。対ユーロでは一時9.8794クローネ、対ドルでは9.9557クローネ、対円では14.12円まで上昇した。石油輸出国機構(OPEC)プラスが日量10万バレルの減産で合意したと伝わると、WTI原油先物価格が一時4%超上昇。産油国通貨とされるノルウェークローネに買いが集まった。
本日の参考レンジ
ドル円:140.01円 - 140.66円
ユーロドル:0.9878ドル - 0.9951ドル
ユーロ円:138.69円 - 139.64円
(中村)
ただ、欧米市場に入ると下げ渋る展開に。米国市場がレーバーデーで休場のため、市場参加者が減少し商いは低調だったが、19時30分前に0.9944ドル付近まで下げ渋った。そのあとは0.99ドル台前半でのもみ合いに終始した。
ドル円は上昇。終値は140.60円と前営業日NY終値(140.20円)と比べて40銭程度のドル高水準だった。米国市場が休場だったため商いは低調だったが、23時前に一時140.66円と日通し高値を付けた。前週末に付けた1998年8月以来約24年ぶりの高値140.80円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだものの、下押しは140.49円付近にとどまった。
ユーロ円は小幅ながら続伸。終値は139.61円と前営業日NY終値(139.57円)と比べて4銭程度のユーロ高水準。欧州時間に一時139.64円と日通し高値を付けたものの、NY市場に入ると139円台半ばで値動きが鈍った。
南アフリカランドは堅調。対ドルでは一時17.1297ランド、対円では8.20円まで値を上げた。プラチナ価格が大幅高となったことを受けて、世界最大の産出量を誇る南アフリカの通貨ランドを買う動きが優勢となった。
ノルウェークローネはしっかり。対ユーロでは一時9.8794クローネ、対ドルでは9.9557クローネ、対円では14.12円まで上昇した。石油輸出国機構(OPEC)プラスが日量10万バレルの減産で合意したと伝わると、WTI原油先物価格が一時4%超上昇。産油国通貨とされるノルウェークローネに買いが集まった。
本日の参考レンジ
ドル円:140.01円 - 140.66円
ユーロドル:0.9878ドル - 0.9951ドル
ユーロ円:138.69円 - 139.64円
(中村)