7日香港株=売り先行か、米国の株安と長期金利上昇を懸念

 7日の香港市場は、前日の米株安の流れを引き継いで売りが先行か。米連邦準備理事会(FRB)による積極的な金融引き締めが引き続き警戒されるだろう。米8月ISM非製造業総合指数(PMI)が市場予想を上回ったことで米景気の堅調さが改めて意識され、6日の米債券市場で米長期金利の指標となる10年債利回りが一時3.35%に上昇。これを受けて香港市場のハイテク・グロース株が売られる展開がありそうだ。

 もっとも、下値では自律反発を見込む買いが入ると予想する。前日のハンセン指数は4営業日続落し、終値ベースで3月15日以来およそ5カ月半ぶりの安値を連日で更新した。また、きょう発表される8月の中国貿易統計が注目の材料となる。

 休場明け6日のNY株式相場は、ダウ平均が続落。ハイテク株主体のナスダック総合は7営業日続落した。同日の香港株のADRは総じて下落した。大型ネット株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)、国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)などが香港終値を下回って引けた。
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。