今日の株式見通し=堅調か 金利と原油が急低下し米国株は大幅高

 東京市場は堅調か。米国株は上昇。ダウ平均は435ドル高の31581ドルで取引を終えた。米長期金利と原油価格が急低下したことで、インフレへの過度な警戒が後退。押し目買い機運が急速に高まり、値幅を伴った上昇となった。ドル円は足元143円90銭近辺で推移している。CME225先物は円建て、ドル建てともに大証日中終値と比べて250円高の27710円で取引を終えた。

 米国ではナスダックが8日ぶりに反発し、2.1%高と強い動きを見せた。底打ちというよりは、本日のECB理事会、パウエルFRB議長参加の討論会を前にした買い戻しのようでもあるが、ひとまず米国株が切り返したことで、日本株も全般買いが優勢になると予想する。NY原油は5%を超える下げとなっており、この動きはインフレピークアウトを想起させる。米金利低下やナスダックの大幅高を受けて、ハイテク株が上昇を先導すると期待される。欧米での2つのイベントを前に買い一巡後は様子見ムードが強まるとみるが、日経平均は節目の27500円を大きく上回ることになりそうで、上に値幅が出やすくなるだろう。予想レンジは27600円-27800円
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