今日の株式見通し=反発か 米国株は下落も落ち着いた動き

 東京市場は反発か。米国株は下落。ダウ平均は184ドル安の32098ドルで終了。米10年債利回りが3.1%台まで上昇しており、FRBの金融引き締め長期化を警戒した売りが優勢となった。ドル円は足元138円70銭近辺で推移している。CME225先物は円建て、ドル建てともに大証日中終値と比べて125円高の28035円で取引を終えた。

 米国株は弱かったが、ダウ平均やS&P500は中盤に一瞬プラス圏に浮上する場面もあるなど、パニック的な下げとはならなかった。日本株はきのう弱い米株先物を横目で見ながら700円超下げている。CME225先物は高寄りを示唆しており、米国株安の悪影響は限定的か。NY原油が強い動きを見せており、市況関連を中心にバリュー株には資金が向かいやすい。きのうの日本株も大型グロース株が売り込まれる一方、バリュー株には値を保ったものが多く散見された。自律反発程度で28000円より上での買いづらさは意識されるとみるが、目先の底打ち期待から底堅い動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは27800円-28150円
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