今日の株式見通し=軟調か 景気敏感株が崩れて米国株は大幅安

 東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は308ドル安の31790ドルで終了。ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が金融引き締め長期化について言及。景気悪化懸念から原油価格が大幅安となり、エネルギー株など景気敏感系の銘柄が下げを先導した。ドル円は足元138円80銭近辺で推移している。CME225先物は円建て、ドル建てともに大証日中終値と比べて275円安の27925円で取引を終えた。

 弱い米国株を嫌気した売りに押されると予想する。原油安を受けてバリュー株が厳しい下げとなるだろう。米長期金利は高止まりしており、ナスダックも弱く、グロース株も買いづらい。買えるものが乏しい上に、きのうの日経平均は米国株の反発を見る前に大きく上昇したため、はしごを外されたような形で強めの下げとなる展開も想定される。今週末の米8月雇用統計も警戒材料となる中では、押し目買いも手控えられそう。水準を切り下げて始まった後は、下値模索が続くだろう。日経平均の予想レンジは27700円-28100円
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