NY株見通し-一旦反発か 経済指標は8月PPIに注目

 今晩のNY市場は一旦反発か。昨日は強い米8月消費者物価指数(CPI)を受けてインフレのピークアウト期待や金融引き締め緩和期待が後退。高金利政策の長期化による景気後退懸念も強まり主要3指数がそろって急反落した。CPIの鈍化を予想して持ち高を増やした投資家の投げ売りも下落幅拡大につながった。今晩の取引では、昨日の急落の反動高が予想され、一旦反発が期待できそうだ。ただ、来週20-21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では3会合連続での0.75%の大幅利上げが確実視されていたが、強いCPIを受けて1.00%の利上げの可能性も意識された始めたほか、金融引き締めの長期化見通しも強まっており、上値の重い展開か。寄り前には8月生産者物価指数 (PPI)も発表され、企業物価の動向にも要注目か。

 今晩の米経済指標・イベントは8月PPIのほか、MBA 住宅ローン申請指数  EIA週間原油在庫   など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:9月14日、14:00)
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