ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円 戻り鈍い

 14日のニューヨーク外国為替市場でドル円は戻りが鈍い。2時時点では142.93円と24時時点(142.63円)と比べて30銭程度のドル高水準。142.55円を安値に下げが一服するも、142円後半で戻りの鈍い動き。日本政府・日銀が円安阻止のために介入を行うのではないかとの警戒感が強まっているのが引き続き上値を圧迫している。

 ユーロ円は下げ渋る。2時時点で142.89円と24時時点(142.59円)と比べて30銭程度のユーロ高水準。本邦の介入懸念を背景とした円買いが一段落し、142.30円を安値に142円後半に持ち直した。ポンド円は165円前半、豪ドル円は96円半ばに下値を切り上げている。

 ユーロドルはもみ合い。2時時点では0.9997ドルと24時時点(0.9997ドル)とほぼ同水準。パリティ(1ユーロ=1ドル)付近でこう着相場となっている。欧州中央銀行(ECB)が引き締めを加速させるとの思惑が支えとなるも、欧州経済の先行きに対する懸念が根強いことが上値を圧迫している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.55円 - 144.96円
ユーロドル:0.9956ドル - 1.0023ドル
ユーロ円:142.30円 - 144.48円

(金)
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