欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、買い一服

 20日の欧州外国為替市場でドル円は買いが一服。20時時点では143.62円と17時時点(143.47円)と比べて15銭程度のドル高水準だった。時間外の米10年債利回りが2011年4月以来の高水準となる3.53%台まで上昇したことをながめ、一時143.82円まで上値を伸ばした。もっとも、その後は米金利の上昇ペースが和らいだほか、欧米株価指数が軟調に推移した影響もあって143.50円台まで押し戻された。

 ユーロドルは戻りが鈍い。20時時点では1.0006ドルと17時時点(1.0035ドル)と比べて0.0029ドル程度のユーロ安水準だった。米金利上昇を背景にドル買いが強まるなか、一時1.0000ドルまで本日安値を更新。その後の戻りも限られた。

 ユーロ円は20時時点では143.71円と17時時点(143.97円)と比べて26銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の上昇につれて144円台を回復する場面があったものの、一巡後は143円台半ばまで上値を切り下げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.94円 - 143.82円
ユーロドル:1.0000ドル - 1.0051ドル
ユーロ円:143.43円 - 144.04円

(岩間)
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