欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、急伸

 13日の欧州外国為替市場でドル円は急伸。22時時点では144.40円と20時時点(142.07円)と比べて2円33銭程度のドル高水準だった。8月米消費者物価指数(CPI)の発表を前に思惑的な売りが持ち込まれ、一時141.66円まで下げる場面があった。ただ、CPIはコア指数ともに市場予想を上回る結果となると、米中長期金利の急上昇とともに急反発。一時144.49円まで買い上げられた。

 ユーロドルは急落。22時時点では1.0037ドルと20時時点(1.0179ドル)と比べて0.0142ドル程度のユーロ安水準だった。良好な米CPIを受けてドルが急騰すると、一時1.0021ドルまで売り込まれた。また、ポンドドルは1.1540ドル、豪ドル米ドルは0.6786米ドルまで急落した。

 ユーロ円は22時時点では144.95円と20時時点(144.62円)と比べて33銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の急伸とユーロドルの急落を受けて上下に激しく振れたが、次第に144円台後半で落ち着いた。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:141.66円 - 144.49円
ユーロドル:1.0021ドル - 1.0187ドル
ユーロ円:144.08円 - 145.13円


(越後)
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