欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、買い戻し

 9日の欧州外国為替市場でドル円は買い戻し。22時時点では142.34円と20時時点(141.67円)と比べて67銭程度のドル高水準だった。NY勢の参入後は売りが一服。買い戻しを誘う新規の材料が伝わったわけではないが、一時は142.82円付近まで下値を切り上げる場面も見られた。アジア時間から値幅を伴った荒い値動きが続いている。

 ユーロ円は下げ渋り。22時時点では142.97円と20時時点(142.73円)と比べて24銭程度のユーロ高水準だった。20時前につけた142.64円を安値にして円買いが一服し、143.40円台まで下値を切り上げた。
 なお、カナダドル円も108.91円の安値から一時109.70円台まで買い戻しが入ったが、8月カナダ雇用統計が予想より弱い結果となったこともあり、指標発表後は109.10円台まで再び押し戻された。

 ユーロドルは弱含み。22時時点では1.0044ドルと20時時点(1.0075ドル)と比べて0.0031ドル程度のユーロ安水準だった。対円などでドルの買い戻しが入るなか、1.0035ドル付近まで上値を切り下げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.51円 - 144.12円
ユーロドル:0.9995ドル - 1.0113ドル
ユーロ円:142.64円 - 144.72円

(岩間)
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