欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、上値が重い

 14日の欧州外国為替市場でドル円は上値が重い。22時時点では143.02円と20時時点(143.26円)と比べて24銭程度のドル安水準だった。8月米卸売物価指数(PPI)がコア指数が前月比・前年比ともに市場予想を上回ったことで瞬間的に143.51円付近まで上げたが、すぐに失速。米10年債利回りの上昇幅縮小とともに日通し安値となる142.83円まで押し戻された。

 ユーロドルはもみ合い。22時時点では0.9997ドルと20時時点(1.0008ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ安水準だった。米PPI発表直後には0.9981ドル付近まで下押しした後、すぐに買い戻しが入り1.0010ドル近辺まで持ち直したが、買いも続かず。1.0000ドルを挟んで方向感が出なかった。

 ユーロ円は22時時点では142.98円と20時時点(143.38円)と比べて40銭程度のユーロ安水準だった。ドル円が下落したタイミングで欧州序盤に付けた142.92円に接近した。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:142.83円 - 144.96円
ユーロドル:0.9956ドル - 1.0023ドル
ユーロ円:142.92円 - 144.48円


(越後)
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