東京外国為替市場概況・12時 ドル円、乱高下

 22日の東京外国為替市場でドル円は乱高下。12時時点では144.56円とニューヨーク市場の終値(144.06円)と比べて50銭程度のドル高水準だった。日銀が金融政策決定会合で現状の大規模な緩和政策を維持することを決めると買いで反応し、節目の145円を突破すると目先のストップロスを巻き込みながら一時145.37円と1998年8月以来、約24年ぶりの高値を更新した。ただ、日銀のレートチェックや円買い介入への思惑などから一巡後は一転して売りが優勢となり143.55円まで急落。一方、押し目を拾いたい向きも多いことから144円台後半まで切り返すなど荒い値動きとなった。

 ユーロ円も乱高下。12時時点では142.00円とニューヨーク市場の終値(141.79円)と比べて21銭程度のユーロ高水準だった。日銀の政策維持発表直後には一時142.64円まで上昇し、その後は141.20円まで急落するも、142円台を回復するなど、ドル円と同様に乱高下となった。

 ユーロドルは12時時点では0.9821ドルとニューヨーク市場の終値(0.9837ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ安水準だった。円絡みの取引が中心となったため、ユーロドル自体は0.98ドル前半から半ばで方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.55円 - 145.37円
ユーロドル:0.9809ドル - 0.9848ドル
ユーロ円:141.20円 - 142.64円


(越後)
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