欧州外国為替市場概況・22時 ドル円 売り再燃

 22日の欧州外国為替市場でドル円は売りが再燃。22時時点では140.73円と20時時点(142.50円)と比べて1円77銭程度のドル安水準だった。日本が円買い介入に踏み切ったことを受けてNY勢も売りで参入し、140.36円まで安値を更新した。日本単独での介入効果は限定的との見方が強いものの、鈴木財務相と神田財務官が介入を続けると示唆しており、今後も神経質な動きが続きそうだ。

 ユーロ円も軟調。22時時点では139.00円と20時時点(140.75円)と比べて1円75銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルが伸び悩むなか、再び売りに押されたドル円の動きに連動し、138.71円まで安値を更新した。本邦の円買い介入を受けて、円ショートポジションの解消の動きが見られている。

 ユーロドルは小動き。22時時点では0.9875ドルと20時時点(0.9876ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。ドル円が大きくドル売りに傾いている動きが支えとなるも、米長期金利の上昇も重しに伸び悩んだ。今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備理事会(FRB)のインフレ抑制への強い意志が確認され、ドル高の流れは変わっておらず、依然としてユーロドルの上値は重い。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:140.36円 - 145.90円
ユーロドル:0.9809ドル - 0.9907ドル
ユーロ円:138.71円 - 143.70円

(金)
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