ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、底堅い

 22日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い。2時時点では142.36円と24時時点(142.03円)と比べて33銭程度のドル高水準だった。米財務省の声明で日本が実施した為替介入に理解が示されると、142.30円台から142円割れまで水準を下げた。しかしながら一部通信社が関係者の話しとして、米国がこの為替介入に参加しなかったことを報じると再び下値を切り上げる展開に。高止まりする米金利も支えとなり、142.44円と本日安値からの戻り高値を更新した。

 ユーロ円は強含み。2時時点では140.08円と24時時点(139.41円)と比べて68銭程度のユーロ高水準。NY序盤まで売られた反動の買い戻しが継続。140円台を回復し、140.24円まで買い戻された。また本日大きく売られたスイスフラン円も、145.42円付近と安値から2円弱ほど反発している。

 ユーロドルは下げ渋り。2時時点では0.9839ドルと24時時点(0.9815ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ高水準だった。東京午前や欧州序盤と同様にNY勢の参入後も0.9810ドル前後の堅さを確認しており、ユーロ円の反発と供に買い戻しが優勢となった。一時0.9850ドルまでじり高となっている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:140.36円 - 145.90円
ユーロドル:0.9809ドル - 0.9907ドル
ユーロ円:138.71円 - 143.70円


(小針)
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