NY為替見通し=米金利上昇を支援にドル円どこまで戻せるか注視
NYタイムは、昨日の本邦通貨当局による円買い介入を嫌気してドル円が下落した値幅を、一時3.773%近辺まで上昇した米10年債利回りの動きを支援にどこまで縮小できるか注視する展開になりそう。米株の動きや9月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値の強弱もにらみつつ、ドル相場の行方を追うことになる。米金利上昇は、高金利が株価の押し下げ要因になるとの警戒感を高め、リスクセンチメントの悪化にもつながる。リスク回避の円買いと、米金利上昇によるドル買いの綱引きか。
9月米PMI速報値は製造業PMIの市場予想が51.1と、8月の51.5より低下が見込まれている。一方、サービス部門PMIの予想は45.0と、8月の43.7より改善するとの見方。総合PMIが8月の44.6から、予想通り46.1へ上昇するなら、総じて強めの予想と受け止めることもできるが、市場は製造業PMIに反応しやすい面があり、判断を難しくする。
さらに、本邦通貨当局の追加的な円買い介入への警戒感もくすぶっている。警戒感で売買が薄めになる可能性もあり、荒っぽく上下する展開も視野に入れて臨みたい。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、昨日ロンドン序盤の急落過程で一時戻した際につけた水準144.69円前後。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、昨日NYタイム序盤の押し目141.23円前後。
(関口)
9月米PMI速報値は製造業PMIの市場予想が51.1と、8月の51.5より低下が見込まれている。一方、サービス部門PMIの予想は45.0と、8月の43.7より改善するとの見方。総合PMIが8月の44.6から、予想通り46.1へ上昇するなら、総じて強めの予想と受け止めることもできるが、市場は製造業PMIに反応しやすい面があり、判断を難しくする。
さらに、本邦通貨当局の追加的な円買い介入への警戒感もくすぶっている。警戒感で売買が薄めになる可能性もあり、荒っぽく上下する展開も視野に入れて臨みたい。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、昨日ロンドン序盤の急落過程で一時戻した際につけた水準144.69円前後。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、昨日NYタイム序盤の押し目141.23円前後。
(関口)