海外マーケットトピック―ECB当局者、10月の大幅利上げ主張・・・

ECB当局者、10月の大幅利上げ主張 資産縮小は見解に相違=ロイター

<市場動向>
・米国株式市場-NYダウは458ドル安と反落 ナスダックは2.8%安 
・米債券市場-10年物国債利回りは3.78%と上昇
・NY原油先物-11月限の終値は前営業日比0.92ドル安の1バレル=81.23ドル
・NY金先物-12月限は前営業日1.4ドル安の1トロイオンス=1668.6ドル
・CME225先物-大阪取引所比で下落 26175円で引け
・VIX指数-31.84へ上昇 米長期金利の上昇でハイテク株に売り

<海外経済指標>
・4-6月期米GDP確定値(前期比年率)-0.6%、予想 -0.6%
・米新規失業保険申請件数 19.3万件、予想 21.5万件
・9月独CPI速報値(前年比) +10.0%、予想 +9.5%

<海外の要人発言>※時間は日本時間
・29日16:08 トラス英首相
「英国経済は、非常に困難な時期に遭遇している」
「英国政府は、イングランド銀行と緊密に連携していく」
「英国にとって正しいと思うことをしている」
「減税は英国経済の成長に寄与する」
「税金が高いと経済成長は鈍化する」
「増税ならば、おそらくリセッション(景気後退)につながる」
「詳細な財政パッケージを2カ月以内に発表する」
・29日17:49 レーン・フィンランド中銀総裁
「クリスマスまでに中立金利に達すると予想」
「今後数回の会合でも大幅な利上げが必要」
「大幅な利上げとは、次回の会合で0.50%か0.75%利上げを意味する」
・29日18:22 デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁
「インフレを鎮静化させるために、あらゆる措置を講じる」
・29日18:37 デコス・スペイン中銀総裁
「量的引き締め(QT)よりも金利のほうが効果的」
「利上げのペースはデータ次第」
「QTは一部セクターに混乱をもたらす可能性」
・29日22:47 ブラード米セントルイス連銀総裁
「米連邦準備理事会(FRB)の迅速な利上げによりインフレを抑制することを望んでいる」
「雇用市場は非常に強い」
「ドットプロットが、FRBが今年更に利上げをすると予想していることを示している」
「インフレターゲットをいい加減に扱うのは悪い考えだ」
「インフレを2%に適切な期間で押し下げる」
「FRBは世界経済を注視しているが、焦点は米国」
「金利をインフレ抑制レベルに引き上げる決意がある」
・30日00:40 ピル英中銀金融政策委員会(MPC)委員兼チーフエコノミスト
「発表された財政緩和により、11月に重要かつ必要な金融政策対応が促されるという結論は避けがたい」
「この1週間で、金融資産の価格が大幅に変更」
「昨日の操作は金融政策操作ではない」
「11月には、より完全な評価を行う予定」
「英中銀(BOE)の操作は、長期金利を制限または制御することを意図したものではない」
・30日01:59 メスター米クリーブランド連銀総裁
「米利上げについてはやるべきことがもう少しある」
「11月の利上げはデータ次第」
「リセッション(景気後退)は利上げを止めない」

<一般ニュース>
・ECB当局者、10月の大幅利上げ主張 資産縮小は見解に相違=ロイター
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(小針)
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