東京外国為替市場概況・12時 ドル円、もみ合い

 7日の東京外国為替市場でドル円はもみ合い。12時時点では144.93円とニューヨーク市場の終値(145.14円)と比べて21銭程度のドル安水準だった。今晩に9月米雇用統計を控えているとあって様子見ムードが強く、145円を挟んで方向感が出ていない。岸田首相が「急速で一方的な円安進行は望ましくない。投機による過度な変動が繰り返されることは見逃すことができない」と発言したことでやや円高に振れたものの、動きは限られている。

 ユーロドルは小高い。12時時点では0.9807ドルとニューヨーク市場の終値(0.9791ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ高水準だった。一時0.9812ドルまで値を上げている。昨日は欧州市場からほぼ一本調子で下落していたこともあり、東京市場では小幅ながら買い戻しが入っている。

 ユーロ円も小幅高。12時時点では142.15円とニューヨーク市場の終値(142.10円)と比べて5銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルとともに昨日の下落に対する反動が出ている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.85円 - 145.14円
ユーロドル:0.9787ドル - 0.9812ドル
ユーロ円:141.90円 - 142.22円


(越後)
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