東京外国為替市場概況・10時 ドル円、弱含み

 7日の東京外国為替市場でドル円は弱含み。10時時点では144.94円とニューヨーク市場の終値(145.14円)と比べて20銭程度のドル安水準だった。政府・日銀による為替介入への警戒感があるなか、昨日安値を割り込んだユーロ円につれて144.90円台でじり安となるも、一巡後は145円付近での推移が続いた。ただ本邦3連休を前にした仲値はドル余剰だったようであり、仲値にかけて144.85円までドル安円高に傾いた。
 なお財務省が本日発表した9月末の外貨準備高は、1兆2381億ドルで、8月末から540億ドル減少。前月比では過去最大の減少幅を記録し、準備高も2015年12月以来の低水準だった。

 ユーロドルは上値が重い。10時時点では0.9793ドルとニューヨーク市場の終値(0.9791ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。地合いの弱さが継続され、昨日安値0.9788ドルを僅かに割り込んで0.9787ドルまで下げた。その後の戻しも限定された。

 ユーロ円はじり安。10時時点では141.95円とニューヨーク市場の終値(142.10円)と比べて15銭程度のユーロ安水準だった。8時過ぎに昨日安値141.96円を下回ったところで売りが一服していたが仲値にかけて再び弱含み、141.90円まで下値を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.85円 - 145.14円
ユーロドル:0.9787ドル - 0.9800ドル
ユーロ円:141.90円 - 142.22円


(小針)
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