欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、一転上昇

 13日の欧州外国為替市場でドル円は一転上昇。22時時点では147.29円と20時時点(146.80円)と比べて49銭程度のドル高水準だった。対ポンド主導のドル売りに押されたほか、米10年債利回りが低下したことも嫌気され、20時30分過ぎには一時146.64円と本日安値を付けた。ただ、9月米消費者物価指数(CPI)がコア指数ともに市場予想を上回る結果となったことが伝わると米金利の一転上昇とともに147.53円と1998年8月以来の高値まで買い上げられた。

 ユーロドルは一転下落。22時時点では0.9666ドルと20時時点(0.9725ドル)と比べて0.0059ドル程度のユーロ安水準だった。「英減税政策の一部廃止についての可否を議論」との一部報道を受けてポンドドルが1.1295ドルまで急伸したことにつれる形で一時0.9753ドルまで値を上げた。もっとも、良好な米CPIを受けてドル買いが活発化すると0.9633ドルまで急失速した。

 ユーロ円も一転下落。22時時点では142.38円と20時時点(142.76円)と比べて38銭程度のユーロ安水準だった。総じてユーロドルにつれた展開となり、一時143.03円まで値を上げたものの、その後は141.87円まで急落した。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:146.64円 - 147.53円
ユーロドル:0.9633ドル - 0.9753ドル
ユーロ円:141.87円 - 143.03円


(越後)
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