ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、買いの流れ止まらず

 14日のニューヨーク外国為替市場でドル円は買いの流れが止まらなかった。2時時点では148.84円と24時時点(148.36円)と比べて48銭程度のドル高水準だった。米株が下げ幅を拡大するとドルは対オセアニア通貨を中心に堅調となり、その影響をまずは受けた。米長期金利が高止まりしていることもドル買いを促し、対円では1990年8月以来の高値となる148.86円まで上昇した。
 なお豪ドル/ドルは0.6207ドル、NZドル/ドルが0.5557ドルまで日通し安値を更新している。

 ユーロドルは弱含み。2時時点では0.9718ドルと24時時点(0.9753ドル)と比べて0.0035ドル程度のユーロ安水準だった。米株安を背景としたリスクオフのドル買いが再び強まり、0.9714ドルまで上値を切り下げた。
 また24時頃には1.1260ドル台まで反発したポンドドルも売り押され、1.1152ドルまで本日安値を更新した。トラス英首相の発言「ハント新財務相がこれ以上、経済対策の撤回を求めないことを期待」が伝わっている。

 ユーロ円は2時時点では144.64円と24時時点(144.70円)と比べて6銭程度のユーロ安水準。24時過ぎに144.84円まで日通し高値を更新後、株安を眺めて144.40円台まで上値を切り下げる場面があった。ただドル円の強さに支えられ、一巡後は下げ渋った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.06円 - 148.86円
ユーロドル:0.9708ドル - 0.9808ドル
ユーロ円:143.48円 - 144.84円


(小針)
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