NY為替見通し=介入あれば絶好のドルの買い場か、米金利低下も株高が支え
本日のNY時間は、経済指標では10月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数が発表されたが、市場の反応は限られている。先週発表された消費者物価指数(CPI)などと比較すると、市場の注目度が低いことで、本日はこの後もトレンドが変化するような動きにはなりにくそうだ。
ドル円に関しては、明らかにドルの買い遅れが顕著になっている。先月22日のドル売り・円買いの為替介入で、145円後半をシーリングと市場が思い込んでしまった弊害が大きくなってしまっている。鈴木財務相、神田財務官などが口先介入を繰り返してはいるが、先週末からイエレン米財務長官、バイデン米大統領などがドル高容認姿勢を明らかにしてしまっていることで、市場は再びドル売り介入が行われ下がったところは絶好の買い場と認識している。市場へ間違ったメッセージを送ってしまったことで、投機ではなく実需で買わなくてはならない本邦勢などが買い遅れていることが市場では問題視されている。
本日は米金利が低下しているにもかかわらず、株高のクロス円買いがドル円を買い支えている。このまま150円も通過点になる可能性もあり、円安地合いは継続か。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目途は、1990年8月15日高値149.50円、超えると節目の150.00円。
・想定レンジ下限
ドル円の日通し安値148.38円。介入が入った場合などは14日安値147.06円。
(松井)
ドル円に関しては、明らかにドルの買い遅れが顕著になっている。先月22日のドル売り・円買いの為替介入で、145円後半をシーリングと市場が思い込んでしまった弊害が大きくなってしまっている。鈴木財務相、神田財務官などが口先介入を繰り返してはいるが、先週末からイエレン米財務長官、バイデン米大統領などがドル高容認姿勢を明らかにしてしまっていることで、市場は再びドル売り介入が行われ下がったところは絶好の買い場と認識している。市場へ間違ったメッセージを送ってしまったことで、投機ではなく実需で買わなくてはならない本邦勢などが買い遅れていることが市場では問題視されている。
本日は米金利が低下しているにもかかわらず、株高のクロス円買いがドル円を買い支えている。このまま150円も通過点になる可能性もあり、円安地合いは継続か。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目途は、1990年8月15日高値149.50円、超えると節目の150.00円。
・想定レンジ下限
ドル円の日通し安値148.38円。介入が入った場合などは14日安値147.06円。
(松井)