25日香港株=反発して始まるか、米利上げペース減速に期待

 25日の香港市場は24日の米国株式相場が上昇した流れを引き継ぎ、反発して始まるか。先週の米紙『ウォールストリート・ジャーナル』報道を受け、米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを減速するとの期待が香港市場にも広がりそうだ。英国で、トラス首相の後任にスナク元財務相が就任する見通しとなったことも地合いの改善につながるだろう。ハンセン指数はおよそ13年6カ月ぶりの安値圏にあるだけに、安値を拾う買いが入りやすい。

 もっとも、人民元安を背景に中国本土の株式相場が下落し、香港市場に下押し圧力がかかる展開がありそうだ。23日に発足した中国新指導部の景気下支え策や対外政策に対する懸念もくすぶる。

 24日のNY株式相場はダウ平均など主要3指数がそろって続伸した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。英金融大手のHSBC(00005)、取引所運営の香港証券取引所(00388)、中国ネット通販のJDドットコム(09618)が香港終値を上回った半面、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)、中国インターネットサービス大手のテンセント(00700)、中国商業銀行の中国建設銀行(00939)が下回って終えた。
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