24日香港株=米株高を受けて堅調か、13年超ぶり安値水準で買い戻しも

 週明け24日の香港市場は前週末のNY市場が上昇した流れを引き継ぎ、堅調に推移するか。21日のNY株式相場は主要3指数がそろって3日ぶりの大幅反発。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で12月FOMCでの利上げ減速を議論する公算が大きいなどと報道したことで、米利上げ減速観測が高まった。米10年債利回りは前日の4.226%から朝方に4.338%と2007年11月以来の水準まで上昇したが、WSJの報道を受けて4.219%で終了した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、HSBC(00005)やAIAグループ(01299)、テンセント(00700)やアリババ集団(09988)などが香港終値を上回って引けており、香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前日終値を100ポイント超下回って寄り付くことになる。

 また、ハンセン指数は21日まで3日続落し、終値ベースで2009年4月30日以来およそ13年6カ月ぶりの安値を付けており、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも期待できそうだ。

(小針)
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