26日香港株=反発して始まるか、米長期金利の低下と米株高を好感

 26日の香港市場は反発して始まるか。米連邦準備理事会(FRB)が12月以降に利上げペースを緩めるとの見方から米長期金利が低下し、米株式市場でハイテク株を中心に割安感がある銘柄が買われた流れを引き継ぐだろう。25日のNY債券市場で、米長期金利の指標である米10年債利回りが前日の4.23%台から4.10%台に低下した。ハンセン指数は約13年6カ月ぶりの安値圏にあり、安値を拾う買いが入りやすい。

 四半期決算の発表シーズンに入り、業績を受けた個別物色が売買の中心になりそうだ。きょうはハンセン指数構成銘柄のバドワイザーAPAC(01876)と中国平安保険(02318)が2022年7-9月期決算を発表する。

 25日のNY株式相場はダウ平均とナスダック総合がともに3日続伸。米8月ケースシラー住宅価格指数、米10月消費者信頼感指数などの経済指標が総じて弱い結果となり、インフレ高進懸念が後退した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。英金融大手のHSBC(00005)、中国政府系不動産デベロッパーの中国海外発展(00688)が香港終値を上回った半面、大型ネット株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)が下回って終えた。


(小針)
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