欧州外国為替市場概況・22時 ユーロドル、軟調
27日の欧州外国為替市場でユーロドルは軟調。22時時点では1.0008ドルと20時時点(1.0035ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ安水準だった。欧州序盤からのドル高が継続するなか、欧州中央銀行(ECB)が予想通り政策金利を2.00%に引き上げることを決定すると売りが加速し、一時0.9986ドルまで下落した。一方、ラガルドECB総裁の定例記者会見を前に一巡後はショートカバーが入り1.0026ドル付近まで切り返した。
しかし、ラガルド総裁から「経済見通しのリスクは明らかに下方向」「信頼感を示す指標は急速に低下」「インフレリスクは上方向」などと弱気な発言が伝わると、22時過ぎには0.9979ドルまで再び値を下げた。
ドル円は失速。22時時点では146.64円と20時時点(146.31円)と比べて33銭程度のドル高水準だった。NY序盤に入ってもドル高が継続すると一時146.93円まで上値を伸ばした。ただ、その後は米10年債利回りが一転低下に転じたため146.20円台まで失速した。
なお、7-9月期米国内総生産(GDP・速報値)や個人消費は予想を上回ったが、同時に発表された9月米耐久財受注額は予想より弱かった。
ユーロ円は売り優勢。22時時点では146.64円と20時時点(146.83円)と比べて19銭程度のユーロ安水準だった。ECB総裁のハト派的な発言を受けてユーロ安が進むと一時145.98円の安値まで売り込まれた。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.11円 - 146.93円
ユーロドル:0.9979ドル - 1.0094ドル
ユーロ円:145.98円 - 147.70円
(越後)
しかし、ラガルド総裁から「経済見通しのリスクは明らかに下方向」「信頼感を示す指標は急速に低下」「インフレリスクは上方向」などと弱気な発言が伝わると、22時過ぎには0.9979ドルまで再び値を下げた。
ドル円は失速。22時時点では146.64円と20時時点(146.31円)と比べて33銭程度のドル高水準だった。NY序盤に入ってもドル高が継続すると一時146.93円まで上値を伸ばした。ただ、その後は米10年債利回りが一転低下に転じたため146.20円台まで失速した。
なお、7-9月期米国内総生産(GDP・速報値)や個人消費は予想を上回ったが、同時に発表された9月米耐久財受注額は予想より弱かった。
ユーロ円は売り優勢。22時時点では146.64円と20時時点(146.83円)と比べて19銭程度のユーロ安水準だった。ECB総裁のハト派的な発言を受けてユーロ安が進むと一時145.98円の安値まで売り込まれた。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.11円 - 146.93円
ユーロドル:0.9979ドル - 1.0094ドル
ユーロ円:145.98円 - 147.70円
(越後)