欧州マーケットダイジェスト・31日 株高・金利上昇・ドル高
(31日終値:1日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=148.63円(31日15時時点比△0.72円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=146.94円(▲0.20円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=0.9887ドル(▲0.0060ドル)
FTSE100種総合株価指数:7094.53(前営業日比△46.86)
ドイツ株式指数(DAX):13253.74(△10.41)
10年物英国債利回り:3.516%(△0.038%)
10年物独国債利回り:2.142%(△0.039%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
9月独小売売上高
前月比 0.9% ▲1.4%・改
前年比 ▲0.6% ▲1.5%・改
9月スイス小売売上高(前年比) 3.2% 2.1%・改
9月英消費者信用残高 7億ポンド 12億ポンド・改
9月英マネーサプライM4
前月比 2.1% ▲0.1%・改
前年比 5.4% 3.9%・改
7-9月期ユーロ圏域内総生産(GDP)速報値
前期比 0.2% 0.8%
前年同期比 2.1% 4.1%
10月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値
前年比 10.7% 10.0%
10月ユーロ圏HICPコア速報値
前年比 5.0% 4.8%
9月南アフリカ貿易収支 197億ランドの黒字 62億ランドの黒字・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは軟調。10月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が前年同期比で1997年の統計開始以来の最高水準まで上昇したことを受け、ユーロ圏の景気悪化懸念を嫌気した売りが出た。米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げを続けるとの思惑から全般にドル買いが強まった影響もあり、一時0.9873ドルと25日以来の安値を更新した。
・ドル円は強含み。米金利先高観を手掛かりにしたドル買いの流れに沿った。対欧州通貨などでドル高が進むなか、一時148.85円まで上昇。もっとも、一時4.07%台まで上昇した米10年債利回りがNY時間に入るともみ合いに転じたこともあり、節目の149円台手前で買いも一服した。
・ポンドドルは軟調。欧州勢の参入後は売りが先行。スナク英首相とハント英財務相が市民全員に対する増税は避けられないとの見解を示したことも嫌気され、1.1461ドルまで下げ幅を拡大した。
・ユーロ円は上値が重い。ドル円の上昇につれて147.75円まで上値を伸ばしたが、NY勢の参入後はユーロドルの下落に伴う円買い・ユーロ売りが優勢に。2時30分過ぎには146.70円台まで上値を切り下げた。
・ロンドン株式相場は反発。英政府高官が銀行への追加課税を検討との見方を否定したと伝わり、HSBCやバークレイズなど金融株が堅調に推移。また、アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株も上昇し、指数を下支えした。
・フランクフルト株式相場は小幅に6日続伸。前週末終値を挟んだ狭いレンジ内での取引に終始した。個別ではフレゼニウス・メディカル・ケア(6.55%高)やフレゼニウス(5.14%高)などの上げが目立った一方、ザランド(3.52%安)などは売りに押された。
・欧州債券相場は下落。ユーロ圏HICP速報値が予想を上回ったことで、独国債に売りが出た。
(岩間)
ドル・円相場:1ドル=148.63円(31日15時時点比△0.72円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=146.94円(▲0.20円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=0.9887ドル(▲0.0060ドル)
FTSE100種総合株価指数:7094.53(前営業日比△46.86)
ドイツ株式指数(DAX):13253.74(△10.41)
10年物英国債利回り:3.516%(△0.038%)
10年物独国債利回り:2.142%(△0.039%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
9月独小売売上高
前月比 0.9% ▲1.4%・改
前年比 ▲0.6% ▲1.5%・改
9月スイス小売売上高(前年比) 3.2% 2.1%・改
9月英消費者信用残高 7億ポンド 12億ポンド・改
9月英マネーサプライM4
前月比 2.1% ▲0.1%・改
前年比 5.4% 3.9%・改
7-9月期ユーロ圏域内総生産(GDP)速報値
前期比 0.2% 0.8%
前年同期比 2.1% 4.1%
10月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値
前年比 10.7% 10.0%
10月ユーロ圏HICPコア速報値
前年比 5.0% 4.8%
9月南アフリカ貿易収支 197億ランドの黒字 62億ランドの黒字・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは軟調。10月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が前年同期比で1997年の統計開始以来の最高水準まで上昇したことを受け、ユーロ圏の景気悪化懸念を嫌気した売りが出た。米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げを続けるとの思惑から全般にドル買いが強まった影響もあり、一時0.9873ドルと25日以来の安値を更新した。
・ドル円は強含み。米金利先高観を手掛かりにしたドル買いの流れに沿った。対欧州通貨などでドル高が進むなか、一時148.85円まで上昇。もっとも、一時4.07%台まで上昇した米10年債利回りがNY時間に入るともみ合いに転じたこともあり、節目の149円台手前で買いも一服した。
・ポンドドルは軟調。欧州勢の参入後は売りが先行。スナク英首相とハント英財務相が市民全員に対する増税は避けられないとの見解を示したことも嫌気され、1.1461ドルまで下げ幅を拡大した。
・ユーロ円は上値が重い。ドル円の上昇につれて147.75円まで上値を伸ばしたが、NY勢の参入後はユーロドルの下落に伴う円買い・ユーロ売りが優勢に。2時30分過ぎには146.70円台まで上値を切り下げた。
・ロンドン株式相場は反発。英政府高官が銀行への追加課税を検討との見方を否定したと伝わり、HSBCやバークレイズなど金融株が堅調に推移。また、アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株も上昇し、指数を下支えした。
・フランクフルト株式相場は小幅に6日続伸。前週末終値を挟んだ狭いレンジ内での取引に終始した。個別ではフレゼニウス・メディカル・ケア(6.55%高)やフレゼニウス(5.14%高)などの上げが目立った一方、ザランド(3.52%安)などは売りに押された。
・欧州債券相場は下落。ユーロ圏HICP速報値が予想を上回ったことで、独国債に売りが出た。
(岩間)