ニューヨーク外国為替市場概況・31日 ドル円、続伸
31日のニューヨーク外国為替市場でドル円は続伸。終値は148.71円と前営業日NY終値(147.60円)と比べて1円11銭程度のドル高水準だった。米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げを続けるとの思惑から全般にドル買いが強まるなか、24時過ぎには一時148.85円まで本日高値を更新した。もっとも、今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に積極的な売買は手控えられ、NY時間に限ると148.60円を挟んだ比較的狭いレンジ内でのもみ合いに終始。米10年債利回りは一時4.11%台まで上昇する場面もあったが、相場への影響は限られた。
ユーロドルは下落。終値は0.9882ドルと前営業日NY終値(0.9965ドル)と比べて0.0083ドル程度のユーロ安水準だった。欧州時間に発表された10月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が1997年の統計開始以来で最高水準まで上昇したことを受け、ユーロ圏の景気悪化懸念を嫌気した売りが出た。米金利先高観を手掛かりにしたドル買いが続いた影響もあり、一時25日以来の安値となる0.9873ドルまで下押し。一巡後の戻りも限られた。
ポンドドルは一時1.1461ドルまで下押し。ドル高の流れに沿ったほか、スナク英首相とハント英財務相が市民全員に対する増税は避けられないとの見解を示したことも嫌気された。
ユーロ円はほぼ横ばい。終値は146.97円と前営業日NY終値(147.00円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。NY時間に入って147.75円まで上昇する場面があったものの、その後はユーロドルの下落に伴う円買い・ユーロ売りが優勢に。2時30分過ぎには146.70円台まで上値を切り下げた。
本日の参考レンジ
ドル円:147.50円 - 148.85円
ユーロドル:0.9873ドル - 0.9966ドル
ユーロ円:146.55円 - 147.75円
(岩間)
ユーロドルは下落。終値は0.9882ドルと前営業日NY終値(0.9965ドル)と比べて0.0083ドル程度のユーロ安水準だった。欧州時間に発表された10月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が1997年の統計開始以来で最高水準まで上昇したことを受け、ユーロ圏の景気悪化懸念を嫌気した売りが出た。米金利先高観を手掛かりにしたドル買いが続いた影響もあり、一時25日以来の安値となる0.9873ドルまで下押し。一巡後の戻りも限られた。
ポンドドルは一時1.1461ドルまで下押し。ドル高の流れに沿ったほか、スナク英首相とハント英財務相が市民全員に対する増税は避けられないとの見解を示したことも嫌気された。
ユーロ円はほぼ横ばい。終値は146.97円と前営業日NY終値(147.00円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。NY時間に入って147.75円まで上昇する場面があったものの、その後はユーロドルの下落に伴う円買い・ユーロ売りが優勢に。2時30分過ぎには146.70円台まで上値を切り下げた。
本日の参考レンジ
ドル円:147.50円 - 148.85円
ユーロドル:0.9873ドル - 0.9966ドル
ユーロ円:146.55円 - 147.75円
(岩間)