ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、上昇一服

 31日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上昇が一服。2時時点では148.59円と24時時点(148.76円)と比べて17銭程度のドル安水準だった。24時過ぎにはそれまでの日通し高値148.79円を超え、148.85円までレンジの上限を広げた。ただ米長期金利の動きも鈍いなかでドル買いは続かず、一巡後は148.54円付近まで上値を切り下げた。
 なお一部報道によれば、バイデン米大統領はエネルギー企業に対する超過利潤課税の提案を検討しているもよう。

 ユーロドルは上値が重い。2時時点では0.9876ドルと24時時点(0.9889ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロ売りドル買いの流れは継続され、24時30分過ぎには0.9873ドルまで日通し安値を更新した。月末のロンドンフィキシング(日本時間1時)に向けて下値を切り上げる場面はあったが、0.9890ドル前後までと戻りは限られた。

 ユーロ円は軟調。2時時点では146.75円と24時時点(147.12円)と比べて37銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドル同様にロンドン昼過ぎからの弱さが続いた。米株主要指数がマイナス圏で推移していることも重しとなり、2時頃に146.75円まで下押ししている。

 なおブラジルレアル円は買いが一服し、28.52円を上値に28.30円台で上下。ブラジル大統領選の結果(左派ルラ元大統領の勝利)を受けて27.53円付近まで売り先行も、一巡後は大きく切り返した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.50円 - 148.85円
ユーロドル:0.9873ドル - 0.9966ドル
ユーロ円:146.55円 - 147.75円


(小針)
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