東京外国為替市場概況・15時 ドル円、小幅安

 1日午後の東京外国為替市場でドル円は小幅安。15時時点では148.10円と12時時点(148.17円)と比べて7銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが4.02%台に低下したことで、一時148.09円まで下値を広げた。

 ユーロドルは強含み。15時時点では0.9925ドルと12時時点(0.9906ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ高水準だった。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が「金利はまだ目標値まで到達していない。ユーロ圏のインフレは高すぎる」と述べたことで、一時0.9928ドルまでわずかに上値を伸ばした。
 ポンドドルは1.1533ドル、NZドル/ドルは0.5868ドルまで上値を伸ばした。

 ユーロ円は強含み。15時時点では147.00円と12時時点(146.79円)と比べて21銭程度のユーロ高水準だった。日米中の株価指数が堅調に推移したことやラガルドECB総裁のタカ派発言を受けて、147円台前半で堅調に推移した。

 豪ドル/ドルは、RBAが予想通りに政策金利を2.85%へ引き上げ、「今後一定期間、さらに金利を引き上げる」と表明したものの、「インフレ率は今後数ヵ月間にわたってさらに上昇し、今年後半には約8%のピークに達すると予想。来年はインフレ率が低下すると予想」とややハト派的な見解が示されたことで、0.6447ドルから一時0.6408ドル前後まで弱含みに推移した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.09円 - 148.82円
ユーロドル:0.9879ドル - 0.9928ル
ユーロ円:146.69円 - 147.12円

(山下)
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