欧州マーケットダイジェスト・2日 株安・金利まちまち・円高

(2日終値:3日2時時点)
ドル・円相場:1ドル=147.06円(2日15時時点比▲0.44円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=145.14円(▲0.74円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=0.9867ドル(▲0.0020ドル)
FTSE100種総合株価指数:7144.14(前営業日比▲42.02)
ドイツ株式指数(DAX):13256.74(▲82.00)
10年物英国債利回り:3.399%(▲0.071%)
10年物独国債利回り:2.141%(△0.009%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)        <発表値>    <前回発表値>
9月独貿易収支          37億ユーロの黒字 12億ユーロの黒字
10月仏製造業PMI改定値         47.2       47.4
10月独雇用統計
失業率                5.5%       5.5%
失業者数変化             0.80万人    1.30万人・改
10月独製造業PMI改定値         45.1       45.7
10月ユーロ圏製造業PMI改定値      46.4       46.6

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は弱含み。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて、持ち高調整目的の売りが先行した。昨日安値の146.99円を下抜けて一時146.85円まで下押し。10月ADP全米雇用報告が23.9万人増と市場予想(19.5万人増)を上回ったことが分かると147.39円付近まで買い戻しが入る場面もあったが、戻りは限られた。

・ユーロドルは上値が重い。対円などでドル売りが進んだ流れに沿って買い先行となり、22時過ぎに0.9915ドルまで上昇する場面があった。もっとも、その後は欧米株安などを背景にじわりとリスクオフの動きが強まり、0.9859ドルまで反落した。

・ユーロ円はさえない。ドル円やユーロドルの下落、株安などを受けて円買い・ユーロ売りが徐々に進み、一時145.04円まで本日安値を更新した。

・ロンドン株式相場は3営業日ぶりに反落。足もとで原油などを除く商品相場の上昇が一服したこともあり、昨日に大きく買われていた素材株が売りに押された。リオ・ティントやグレンコアなどの下げが目立ち、指数の重しに。同様にエネルギー株も売り先行となったが、米エネルギー省(EIA)週間石油在庫の公表後に原油先物価格が持ち直すと、つれて下げ幅を縮小した。

・フランクフルト株式相場は8営業日ぶりに反落。他の欧州株や米国株などの下げにつれて徐々に売りが進んだ。個別ではザランド(5.84%安)やヴォノヴィア(5.62%安)、コンチネンタル(3.46%安)などの下落が目立った。

・欧州債券相場はまちまち。

(岩間)
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