東京外国為替市場概況・8時 ドル円、底堅い

 3日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。8時時点では147.92円とニューヨーク市場の終値(147.90円)と比べて2銭程度のドル高水準だった。NY引け水準が欧米時間でのほぼ高値だったこともあり、147.70円まで利食い売りに押される場面もあった。しかし、昨日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見が、市場予想よりもタカ派(12月の0.75%の利上げの可能性も残ること、ターミナルレートの上振れ予想)だったことで、底堅い動きを引き続き見せ、148.00円まで買い戻された。

 ユーロドルは上値が重い。8時時点では0.9814ドルとニューヨーク市場の終値(0.9818ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロドルは上値が重く、昨日の安値(0.9813ドル)に近い水準での取引が続いている。なお、ポンドドルは1.1384ドルまでじり安。本日は英中銀(BOE)が政策金利を発表することで、ポンドは神経質な動きになりそうだ。

 ユーロ円はもみ合い。8時時点では145.18円とニューヨーク市場の終値(145.24円)と比べて6銭程度のユーロ安水準だった。ドル相場となっていることで、明確な方向感がなく145円前半でもみ合い。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.70円 - 148.00円
ユーロドル:0.9813ドル - 0.9832ドル
ユーロ円:145.04円 - 145.36円


(松井)
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