東京外国為替市場概況・10時 ドル円、軟調

 3日の東京外国為替市場でドル円は軟調。10時時点では147.43円とニューヨーク市場の終値(147.90円)と比べて47銭程度のドル安水準だった。昨日の米金利上昇で米株が大幅安で引けたことで、豪ASX200が2%超下落するなどリスク回避の動きが優勢に。ドル円はクロス円の売りにも上値が抑えられ147.32円まで売られ軟調推移。東京市場が文化の日で休場ということもあり、流動性が悪く値幅が広がっている。

 ユーロ円は弱含み。10時時点では144.78円とニューヨーク市場の終値(145.24円)と比べて46銭程度のユーロ安水準だった。株安の影響もあり、ユーロ円は144.71円まで弱含んだ。

 ユーロドルはもみ合い。10時時点では0.9821ドルとニューヨーク市場の終値(0.9818ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。オセアニア通貨が軟調な動きを見せると、ユーロドルも上値が重く0.9810ドルまでじり安。もっとも、対円でのドル売りが進むと、ユーロに対してもドル売りが進んだことで下値も限られもみ合いに。
 なお、豪ドルは株安を嫌気し、一時対ドルで0.6325ドル、対円で93.43円、対NZドルでは4月以来となる1.0896NZドルまで豪ドル売りが進んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.32円 - 148.00円
ユーロドル:0.9810ドル - 0.9832ドル
ユーロ円:144.71円 - 145.36円

(松井)
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