欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、上値広げる

 3日の欧州外国為替市場でドル円は上値を広げた。20時時点では148.29円と17時時点(147.90円)と比べて39銭程度のドル高水準だった。昨日の米金融政策イベントをこなして以降の米金利上昇・ドル高の流れを維持。欧州入り以降に時間外取引の動意が再開した米10年債は利回りを一時4.20%台まで高め、ドル円は148.43円と、昨日高値148.37円を上回った。

 ユーロドルは軟調。20時時点では0.9744ドルと17時時点(0.9783ドル)と比べて0.0039ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利上昇・ドル高の流れが圧迫。10月21日以来、約2週間ぶりの水準0.9730ドルまでユーロ安・ドル高となった。ポンドドルが1.1235ドル、豪ドル/ドルは0.6280ドル、NZドル/ドルも0.5753ドルまで一段安。ドル/カナダドルは、1.3787カナダドルまでドル高・カナダドル安に振れた。

 ユーロ円はじり安。20時時点では144.51円と、17時時点(144.69円)と比べて18銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の円安推移もあまり緩衝材にならず、ユーロドルの下落幅拡大に引っ張られ、144.39円まで下値を広げた。ポンド円が166.70円、豪ドル円が93.16円、NZドル円が85.36円まで下落するなど、他のクロス円も総じて他通貨安・円高となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.11円 - 148.43円
ユーロドル:0.9730ドル - 0.9840ドル
ユーロ円:144.39円 - 145.36円

(関口)
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