欧州マーケットダイジェスト・4日 株大幅高・金利上昇・ドル安
(4日終値:5日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=146.98円(4日15時時点比▲0.99円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=145.85円(△1.20円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=0.9923ドル(△0.0148ドル)
FTSE100種総合株価指数:7334.84(前営業日比△146.21)
ドイツ株式指数(DAX):13459.85(△329.66)
10年物英国債利回り:3.537%(△0.016%)
10年物独国債利回り:2.295%(△0.050%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
9月独製造業新規受注
前月比 ▲4.0% ▲2.0%・改
前年比 ▲10.8% ▲3.8%・改
9月仏鉱工業生産
前月比 ▲0.8% 2.7%・改
10月仏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
51.7 51.3
10月独サービス部門PMI改定値 46.5 44.9
10月ユーロ圏サービス部門PMI改定値 48.6 48.2
10月英建設業購買担当者景気指数(PMI) 53.2 52.3
9月ユーロ圏卸売物価指数(PPI)
前月比 1.6% 5.0%
前年比 41.9% 43.4%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは買い優勢。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が「インフレを2%目標に抑制させるために利上げを続けるだろう」「インフレ期待が不安定化するリスクがあれば政策効果が完全に現れるまで待つわけにはいかない」などの見解を示したことを受け、欧州勢の参入後は買いが先行した。
10月米雇用統計の公表後は一時的に0.9753ドル付近まで弱含む場面も見られたが、すぐに米長期金利の低下とともに買い戻しが優勢に。欧州株式相場が堅調に推移したことでリスクオンの買いも進み、23時30分過ぎには一時0.9940ドルまで本日高値を更新。ロンドンフィキシング(日本時間1時)にかけては上値も重くなったが、総じて底堅く推移した。
なお、この日発表された10月米雇用統計は強弱まちまちな内容。非農業部門雇用者数変化は26.1万人増と市場予想(20.0万人増)を上回った一方、失業率は3.7%と予想(3.6%)より弱い結果となった。
・ドル円は軟調。アジア時間からの流れを引き継いで上値の重い動きとなった。米雇用統計の発表直後には148.19円付近まで上昇したものの、その後は米長期金利の低下とともに進んだドル売りの流れに沿って146.56円まで反落。米金利の低下が一服すると147.34円近辺まで切り返す場面もあったが、週末を控えた持ち高調整の動きも進む中で戻りは限られた。
・ユーロ円は堅調。欧州時間にはドル円の下落につれて144.24円まで弱含む場面があったが、NY勢の参入後は買い戻しが優勢に。ユーロドルの上昇や欧州株の大幅高などを背景に145.97円まで反発した。
・ロンドン株式相場は大幅続伸。中国政府が新型コロナウイルスの規制を緩和するとの思惑から、需要増への期待で原油など商品相場が大幅高となったことを受け、素材株やエネルギー株などが上昇。指数を下支えした。
・フランクフルト株式相場は3営業日ぶりに大幅反発。他の欧州株式相場が軒並み堅調に推移したことにつれ、終日底堅く推移した。個別ではアディダス(21.38%高)やコンチネンタル(9.49%高)、コベストロ(7.55%高)などの上げが目立った。
・欧州債券相場は下落。株高を受けた。
(岩間)
ドル・円相場:1ドル=146.98円(4日15時時点比▲0.99円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=145.85円(△1.20円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=0.9923ドル(△0.0148ドル)
FTSE100種総合株価指数:7334.84(前営業日比△146.21)
ドイツ株式指数(DAX):13459.85(△329.66)
10年物英国債利回り:3.537%(△0.016%)
10年物独国債利回り:2.295%(△0.050%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
9月独製造業新規受注
前月比 ▲4.0% ▲2.0%・改
前年比 ▲10.8% ▲3.8%・改
9月仏鉱工業生産
前月比 ▲0.8% 2.7%・改
10月仏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
51.7 51.3
10月独サービス部門PMI改定値 46.5 44.9
10月ユーロ圏サービス部門PMI改定値 48.6 48.2
10月英建設業購買担当者景気指数(PMI) 53.2 52.3
9月ユーロ圏卸売物価指数(PPI)
前月比 1.6% 5.0%
前年比 41.9% 43.4%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは買い優勢。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が「インフレを2%目標に抑制させるために利上げを続けるだろう」「インフレ期待が不安定化するリスクがあれば政策効果が完全に現れるまで待つわけにはいかない」などの見解を示したことを受け、欧州勢の参入後は買いが先行した。
10月米雇用統計の公表後は一時的に0.9753ドル付近まで弱含む場面も見られたが、すぐに米長期金利の低下とともに買い戻しが優勢に。欧州株式相場が堅調に推移したことでリスクオンの買いも進み、23時30分過ぎには一時0.9940ドルまで本日高値を更新。ロンドンフィキシング(日本時間1時)にかけては上値も重くなったが、総じて底堅く推移した。
なお、この日発表された10月米雇用統計は強弱まちまちな内容。非農業部門雇用者数変化は26.1万人増と市場予想(20.0万人増)を上回った一方、失業率は3.7%と予想(3.6%)より弱い結果となった。
・ドル円は軟調。アジア時間からの流れを引き継いで上値の重い動きとなった。米雇用統計の発表直後には148.19円付近まで上昇したものの、その後は米長期金利の低下とともに進んだドル売りの流れに沿って146.56円まで反落。米金利の低下が一服すると147.34円近辺まで切り返す場面もあったが、週末を控えた持ち高調整の動きも進む中で戻りは限られた。
・ユーロ円は堅調。欧州時間にはドル円の下落につれて144.24円まで弱含む場面があったが、NY勢の参入後は買い戻しが優勢に。ユーロドルの上昇や欧州株の大幅高などを背景に145.97円まで反発した。
・ロンドン株式相場は大幅続伸。中国政府が新型コロナウイルスの規制を緩和するとの思惑から、需要増への期待で原油など商品相場が大幅高となったことを受け、素材株やエネルギー株などが上昇。指数を下支えした。
・フランクフルト株式相場は3営業日ぶりに大幅反発。他の欧州株式相場が軒並み堅調に推移したことにつれ、終日底堅く推移した。個別ではアディダス(21.38%高)やコンチネンタル(9.49%高)、コベストロ(7.55%高)などの上げが目立った。
・欧州債券相場は下落。株高を受けた。
(岩間)