NY為替見通し=明日の米・中間選挙や10日米CPI控えて上値重い展開か
本日のNY為替市場のドル円は、明日8日の米国中間選挙や10日に発表される米10月消費者物価指数(CPI)を控えて上値重い展開が予想される。
米国の中間選挙では、歴代の民主党政権は「ブルーウエーブ」で始まり、必ず敗北して「ねじれ議会」に陥ってきた歴史的事実通りに下院での敗北が予想されている。注目ポイントは上院で現状の50議席を死守できるか否かとなる。リスクシナリオは、上院も敗北して、バイデン米政権がレームダック化する場合だろう。
10月CPIは、前年比が前回8.2%から+7.9%に鈍化が予想されており、ドルの上値を抑える要因。米国のインフレ率が見込み通りに減速していた場合、6月+9.1%をピークに、7月は+8.5%、8月が+8.3%、9月は+8.2%と鈍化傾向が顕著となる。よって12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ幅が0.50%に留まる可能性が高まることになりそうだ。
現状のターミナルレート(利上げの最終到達点)の見通しは、5.10%程度まで低下しており、来年4月までのFF金利引き上げ見通しは以下の通り。
・第7次 2022年12月14日:4.25-4.50% (+0.50%引き上げと仮定)
・第8次 2023年1月27日:4.50-75% (+0.25%引き上げと仮定)
・第9次 2023年3月17日:4.75-5.00% (+0.25%引き上げと仮定)
・第10次 2023年4月28日:5.00-25% (+0.25%引き上げと仮定)
・想定レンジ上限
ドル円の上値の目処(めど)は、11月4日の高値の148.40円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値の目処(めど)は、11月2日の安値の145.68円。
(山下)
米国の中間選挙では、歴代の民主党政権は「ブルーウエーブ」で始まり、必ず敗北して「ねじれ議会」に陥ってきた歴史的事実通りに下院での敗北が予想されている。注目ポイントは上院で現状の50議席を死守できるか否かとなる。リスクシナリオは、上院も敗北して、バイデン米政権がレームダック化する場合だろう。
10月CPIは、前年比が前回8.2%から+7.9%に鈍化が予想されており、ドルの上値を抑える要因。米国のインフレ率が見込み通りに減速していた場合、6月+9.1%をピークに、7月は+8.5%、8月が+8.3%、9月は+8.2%と鈍化傾向が顕著となる。よって12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ幅が0.50%に留まる可能性が高まることになりそうだ。
現状のターミナルレート(利上げの最終到達点)の見通しは、5.10%程度まで低下しており、来年4月までのFF金利引き上げ見通しは以下の通り。
・第7次 2022年12月14日:4.25-4.50% (+0.50%引き上げと仮定)
・第8次 2023年1月27日:4.50-75% (+0.25%引き上げと仮定)
・第9次 2023年3月17日:4.75-5.00% (+0.25%引き上げと仮定)
・第10次 2023年4月28日:5.00-25% (+0.25%引き上げと仮定)
・想定レンジ上限
ドル円の上値の目処(めど)は、11月4日の高値の148.40円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値の目処(めど)は、11月2日の安値の145.68円。
(山下)