8日香港株=上値重いか、米中間選挙や主要経済指標の発表控え

 8日の香港市場は上値の重い展開か。日本時間8日夜に米中間選挙の投票が始まるほか、10日には米物価統計の発表が控えており、結果を見極めようと様子見ムードが広がりそうだ。また、9日には中国で物価統計が発表される予定。

 一方、中国の防疫統括当局は5日の会見で「ゼロコロナの方針を揺らぐことなく堅持する」と強調したが、変異株の感染力は強く、「ゼロコロナ」に伴う経済コストは膨らむ一方で、市場では、中国政府が政治面と公共衛生面を考慮した上で、方針転換を検討しているとの見方が根強く、引き続き相場の支えとなりそうだ。ただ、ハンセン指数は前日に2%超上昇し、10月18日以来およそ3週間ぶりの高値を付けた後とあって、利益を確定する動きが強まる可能性もある。

 7日のNY株式相場は主要3指数がそろって2日続伸。中間選挙では共和党の優勢が伝えられているものの、政権と議会のねじれによる財政支出抑制が好感されたとの見方もあった。
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