欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 8日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では146.43円と20時時点(146.32円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。米国の中間選挙を控えて動きづらい展開の中、米10年債利回りが4.19%台から4.22%台へ上昇した場面では146.55円前後まで下値を切り上げた。

 ユーロドルは小動き。22時時点では0.9994ドルと20時時点(0.9994ドル)とほぼ同水準だった。米国の中間選挙を控えて様子見ムードが広がりつつあるなか、本日のNYカットオプション1.0000ドルや0.9975ドル、10日のNYカット0.9990ドルなどが値動きを抑制する展開が続いた。

 なおポンドドルは1.1437ドル、ポンド円も167.49円まで下値を広げた。英国経済がリセッション(景気後退)に陥る可能性が高まっているにもかかわらず、中期財政計画で増税が打ち出されることなどを嫌気した売りも出たとの声も聞かれた。

 ユーロ円は下げ渋り。22時時点では146.35円と20時時点(146.24円)と比べて11銭程度のユーロ高水準だった。ダウ先物のプラス圏推移を眺め146円台前半で底堅く推移した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.15円 - 146.93円
ユーロドル:0.9973ドル - 1.0031ドル
ユーロ円:146.13円 - 147.00円

(山下)
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