欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、弱含み

 8日の欧州外国為替市場でドル円は弱含み。20時時点では146.32円と17時時点(146.73円)と比べて41銭程度のドル安水準だった。一時4.23%後半まで上昇した米10年債利回りが4.20%割れまで低下するのを眺めて、ドル売りが優勢となった。米国の中間選挙や10日の同国インフレ指標を控えて、一旦ロングを減らす動きが進んだもよう。弱いユーロ円にもつれる形で東京午前につけた146.32円を割り込むと、146.15円まで下値を広げた。ただ昨日安値146.09円の手前では下げ止まった。

 ユーロ円は軟調。20時時点では146.24円と17時時点(146.74円)と比べて50銭程度のユーロ安水準だった。昨日NYと本日の東京と2度147.00円で頭を抑えられたこともあり、ロンドン勢の本格参入後からは売り戻しが優勢に。18時30分過ぎには146.13円までユーロ安・円高に振れた。しかしながら昨日NY序盤に押した水準146.04円には届かず、一巡後は146.20円台を中心に上下した。

 ユーロドルは売り戻しが一服。20時時点では0.9994ドルと17時時点(1.0000ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。昨日の欧州通貨買いドル売りの巻き戻しが進み、0.9973ドルまで下落した。軟調なユーロ円にも引きずられたが、そのユーロ円の売りが止むと1.0003ドル付近まで下値を切り上げる場面もあった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.15円 - 146.93円
ユーロドル:0.9973ドル - 1.0031ドル
ユーロ円:146.13円 - 147.00円


(小針)
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