欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、上値重い

 9日の欧州外国為替市場でユーロドルは上値が重い。20時時点では1.0045ドルと17時時点(1.0064ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ安水準だった。時間外の米10年債利回りが4.09%台に低下した影響から1.0080ドル台まで上昇する場面があったものの、その後は米長期金利が再び上昇に転じたことをながめ、徐々に売りが優勢に。欧米株価指数が軟調に推移したことを受けてリスク回避目的の売りも進み、一時1.0034ドルまで本日安値を更新した。

 また、リスクに敏感なオセアニア通貨やポンドなどの下げも目立ち、豪ドル米ドルは0.6458米ドル、NZドル米ドルは0.5891米ドル、ポンドドルは1.1419ドルまでそれぞれ下押しした。

 ドル円は下値が堅い。20時時点では145.68円と17時時点(145.51円)と比べて17銭程度のドル高水準だった。米金利の動きに合わせで上下し、17時過ぎに145.20円台まで弱含んだ後に145.80円台まで反発。本日の安値・高値はともに更新できず、依然として145円台での一進一退の動きが続いている。

 ユーロ円はさえない。20時時点では146.34円と17時時点(146.45円)と比べて11銭程度のユーロ安水準だった。株安やユーロドルの下げにつれて一時146.34円まで本日安値を更新した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.18円 - 145.90円
ユーロドル:1.0034ドル - 1.0088ドル
ユーロ円:146.34円 - 146.82円

(岩間)
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