欧州外国為替市場概況・22時 ユーロドル、堅調

 11日の欧州外国為替市場でユーロドルは堅調。22時時点では1.0309ドルと20時時点(1.0256ドル)と比べて0.0053ドル程度のユーロ高水準だった。特に新規の取引材料が伝わったわけではないが、米利上げペース減速への思惑からドル売りの流れが継続。一時1.0314ドルと8月12日以来の高値を更新した。

 ドル円は戻りが鈍い。22時時点では139.48円と20時時点(139.69円)と比べて21銭程度のドル安水準だった。急ピッチで値を下げてきた反動から買い戻しが入り、20時過ぎには一時的に140円台を回復する場面も見られた。もっとも、ドル売りの流れが続いている中で買い戻しも長続きはせず、その後は139円台半ばでのもみ合いに転じた。

 ユーロ円は買い戻し。22時時点では143.80円と20時時点(143.27円)と比べて53銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルやドル円の上昇につれて下値を切り上げる展開となり、20時前につけた142.57円を安値に143.80円台まで買い戻された。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.78円 - 142.48円
ユーロドル:1.0163ドル - 1.0314ドル
ユーロ円:142.57円 - 145.03円

(岩間)
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