欧州マーケットダイジェスト・11日 株まちまち・金利上昇・ドル安
(11日終値:12日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=138.77円(11日15時時点比▲2.88円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=143.51円(▲1.24円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0341ドル(△0.0123ドル)
FTSE100種総合株価指数:7318.04(前営業日比▲57.30)
ドイツ株式指数(DAX):14224.86(△78.77)
10年物英国債利回り:3.358%(△0.066%)
10年物独国債利回り:2.160%(△0.151%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
10月独消費者物価指数(CPI)改定値
前月比 0.9% 0.9%
前年比 10.4% 10.4%
9月英国内総生産(GDP、前月比) ▲0.6% ▲0.1%・改
7-9月期英国内総生産(GDP)速報値
前期比 ▲0.2% 0.2%
前年同期比 2.4% 4.4%
9月英商品貿易収支 156.56億ポンドの赤字 171.77億ポンドの赤字・改
9月英貿易収支 31.35億ポンドの赤字 46.76億ポンドの赤字・改
9月英鉱工業生産指数(前月比) 0.2% ▲1.4%・改
製造業生産高(前月比) 0.0% ▲1.1%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは底堅い動き。前日の10月米消費者物価指数(CPI)の下振れを受けて、米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを減速するとの見方が強まる中、3時前に一時1.0345ドルと8月12日以来約3カ月ぶりの高値を付けた。
・ドル円は軟調。米インフレ指標の下振れで米利上げ減速観測が強まる中、この日もドル売りが続いた。3時前に一時138.69円と8月31日以来の安値を付けた。11月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)速報値が54.7と予想の59.5を下回ったことも相場の重し。
・ユーロ円は弱含み。ドル円の下落につれた円買い・ユーロ売りが優勢となり、19時30分過ぎに一時142.57円と日通し安値を付けた。ただ、NYの取引時間帯に入ると143円台半ばでのもみ合いに終始した。
・スイスフランは上昇。対ドルでは一時0.9419スイスフラン、対ユーロでは0.9744スイスフラン、対円では147.49円まで値を上げた。ジョーダン・スイス国立銀行(スイス中銀、SNB)総裁が「現在の金融政策は、インフレを抑えるのに十分ではない」「インフレ率を下げるために行動を起こさなければならない」と述べ、タカ派的な姿勢を示すとスイスフラン買いが広がった。
・代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは軟調だった。対ドルでは一時1万6375ドル前後、対円では230万円台まで値を下げた。「仮想通貨交換業の米FTXトレーディングが米連邦破産法11条(チャプター11)の適用を申請した」と伝わると売りが広がった。
・ロンドン株式相場は反落。7-9月期英GDP速報値が前期比0.2%減と予想の0.4%減を上回ったことを受けて高く始まったものの、買い一巡後は徐々に上値が重くなった。外国為替市場でのポンド高進行が相場の重しとなった。アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株の下げが目立った。一方、リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株は値を上げた。
・フランクフルト株式相場は続伸。米利上げペース減速期待を背景とした米国株高やアジア株高の流れを引き継いで買いが優勢となった。個別ではザランド(12.39%高)やプーマ(8.41%高)、アディダス(5.97%高)などの上げが目立った。
・欧州債券相場は下落。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=138.77円(11日15時時点比▲2.88円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=143.51円(▲1.24円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0341ドル(△0.0123ドル)
FTSE100種総合株価指数:7318.04(前営業日比▲57.30)
ドイツ株式指数(DAX):14224.86(△78.77)
10年物英国債利回り:3.358%(△0.066%)
10年物独国債利回り:2.160%(△0.151%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
10月独消費者物価指数(CPI)改定値
前月比 0.9% 0.9%
前年比 10.4% 10.4%
9月英国内総生産(GDP、前月比) ▲0.6% ▲0.1%・改
7-9月期英国内総生産(GDP)速報値
前期比 ▲0.2% 0.2%
前年同期比 2.4% 4.4%
9月英商品貿易収支 156.56億ポンドの赤字 171.77億ポンドの赤字・改
9月英貿易収支 31.35億ポンドの赤字 46.76億ポンドの赤字・改
9月英鉱工業生産指数(前月比) 0.2% ▲1.4%・改
製造業生産高(前月比) 0.0% ▲1.1%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは底堅い動き。前日の10月米消費者物価指数(CPI)の下振れを受けて、米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを減速するとの見方が強まる中、3時前に一時1.0345ドルと8月12日以来約3カ月ぶりの高値を付けた。
・ドル円は軟調。米インフレ指標の下振れで米利上げ減速観測が強まる中、この日もドル売りが続いた。3時前に一時138.69円と8月31日以来の安値を付けた。11月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)速報値が54.7と予想の59.5を下回ったことも相場の重し。
・ユーロ円は弱含み。ドル円の下落につれた円買い・ユーロ売りが優勢となり、19時30分過ぎに一時142.57円と日通し安値を付けた。ただ、NYの取引時間帯に入ると143円台半ばでのもみ合いに終始した。
・スイスフランは上昇。対ドルでは一時0.9419スイスフラン、対ユーロでは0.9744スイスフラン、対円では147.49円まで値を上げた。ジョーダン・スイス国立銀行(スイス中銀、SNB)総裁が「現在の金融政策は、インフレを抑えるのに十分ではない」「インフレ率を下げるために行動を起こさなければならない」と述べ、タカ派的な姿勢を示すとスイスフラン買いが広がった。
・代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは軟調だった。対ドルでは一時1万6375ドル前後、対円では230万円台まで値を下げた。「仮想通貨交換業の米FTXトレーディングが米連邦破産法11条(チャプター11)の適用を申請した」と伝わると売りが広がった。
・ロンドン株式相場は反落。7-9月期英GDP速報値が前期比0.2%減と予想の0.4%減を上回ったことを受けて高く始まったものの、買い一巡後は徐々に上値が重くなった。外国為替市場でのポンド高進行が相場の重しとなった。アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株の下げが目立った。一方、リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株は値を上げた。
・フランクフルト株式相場は続伸。米利上げペース減速期待を背景とした米国株高やアジア株高の流れを引き継いで買いが優勢となった。個別ではザランド(12.39%高)やプーマ(8.41%高)、アディダス(5.97%高)などの上げが目立った。
・欧州債券相場は下落。
(中村)