ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、じり安

 14日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルはじり安。24時時点では1.0313ドルと22時時点(1.0334ドル)と比べて0.0021ドル程度のユーロ安水準だった。パネッタ欧州中央銀行(ECB)専務理事が「決定的な根拠がない前提で積極的な引き締めを行うのは見当違い」と発言したことなどが引き続き意識されて、ユーロ売り・ドル買いが出たようだ。

 ドル円は強含み。24時時点では140.57円と22時時点(140.14円)と比べて43銭程度のドル高水準だった。週明け早朝取引に伝わったウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事のタカ派的な発言が意識されて、NY市場に入ってもドルが買われやすい地合いとなった。

 ユーロ円は小高い。24時時点では144.97円と22時時点(144.82円)と比べて15銭程度のユーロ高水準。ユーロドルの下落につれた売りが出た半面、ドル円の上昇につれた買いが入ったため、一時145.05円と日通し高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.46円 - 140.80円
ユーロドル:1.0272ドル - 1.0367ドル
ユーロ円:143.40円 - 145.05円


(中村)
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