ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ユーロドル、下げ渋り

 14日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは下げ渋り。2時時点では1.0335ドルと24時時点(1.0313ドル)と比べて0.0022ドル程度のユーロ高水準だった。パネッタ欧州中央銀行(ECB)専務理事の積極的な引き締めに否定的な発言を嫌気した売りは一巡。独10年債利回りが一時2.168%前後へ持ち直すなか、1.0351ドル前後まで戻す場面もあった。

 ドル円は小安い。2時時点では140.43円と24時時点(140.57円)と比べ14銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りの持ち直しが3.9%目前で頭打ち。ブレイナード米連邦準備理事会(FRB)副議長の「利上げペースの減速は近く適切になるだろう」との発言が伝わった。ドル円は戻り歩調を鈍らせ、一時140.24円前後へ下押した。

 ユーロ円は底堅い。2時時点では145.15円と24時時点(144.97円)と比べ18銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇につれたユーロ高・円安の流れは弱まった。しかし、ユーロドルの持ち直しによるユーロ強含みを支えに、じり高の流れを継続。145.24円まで上値を伸ばした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.46円 - 140.80円
ユーロドル:1.0272ドル - 1.0367ドル
ユーロ円:143.40円 - 145.24円

(関口)
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