ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ユーロドル、急落

【※表記を一部修正します。】

 15日のニューヨーク外国為替市場で、ユーロドルは急落。4時時点では1.0309ドルと2時時点(1.0371ドル)と比べて0.0062ドル程度のユーロ安水準だった。ロシアがウクライナ侵攻後で最も激しいミサイル攻撃を行っているとされるなか、「ロシアからのミサイルがNATO加盟国であるポーランドに落ち、少なくとも2人が死亡した」とのニュースも伝わった。主要通貨のなかでもウクライナ関連の地政学リスクの影響を受けやすいユーロが売られた。ユーロドルは1.0294ドルまで本日安値を更新した。

 ユーロ円も下落。4時時点では143.71円と2時時点(144.54円)と比べて83銭程度のユーロ安水準だった。一時450ドルほど上昇したダウ平均が200ドル以上のマイナスへ転じるなど、米株の下振れによるリスクオフの円買いも圧迫要因。143.40円まで本日安値を更新した。

 ドル円はもみ合い。4時時点では139.40円と2時時点(139.36円)と比べて4銭程度のドル高水準だった。リスクオフの円買いで小幅に下押した。しかし、対ユーロなどでリスクオフのドル買いも入ったため持ち直した。

 ポーランドズロチは大幅に下落。ロシアのミサイル攻撃の報道が伝わると、ズロチを売る動きが広がった。対ドルでは一時4.6087ズロチ、対ユーロでは4.7487ズロチまで値を下げた。
 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:137.68円 - 140.62円
ユーロドル:1.0294ドル - 1.0479ドル
ユーロ円:143.40円 - 145.36円

(関口)
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