欧州外国為替市場概況・22時 ユーロドル、さえない

 17日の欧州外国為替市場でユーロドルはさえない。22時時点では1.0332ドルと20時時点(1.0338ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。ポンドドルの下落につれたほか、時間外のダウ先物が軟調に推移したことで対オセアニア通貨中心にドル高が進んだ影響を受けた。ブラード米セントルイス連銀総裁が「インフレ抑制のためにさらに金利を引き上げる必要がある」と述べたことも材料視され、一時1.0315ドルまで下げ足を速めた。
 なお、ポンドドルは一時1.1785ドルまで下落。ハント英財務相が中期財政計画を発表し、来年のGDP見通しを従来の+1.8%から-1.4%に下方修正したことが嫌気された。

 ドル円は堅調。22時時点では140.29円と20時時点(139.93円)と比べて36銭程度のドル高水準だった。対オセアニア通貨や欧州通貨でドル高が加速した流れに沿った。セントルイス連銀総裁のタカ派発言も買いを後押しし、昨日高値の140.29円を上抜けて140.52円まで上値を伸ばした。

 ユーロ円は22時時点では144.96円と20時時点(144.67円)と比べて29銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルが下落した半面、ドル円が上昇した影響も受けたため下値は堅かった。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:138.88円 - 140.52円
ユーロドル:1.0315ドル - 1.0406ドル
ユーロ円:144.45円 - 145.06円


(越後)
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