欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、一段高

 21日の欧州外国為替市場でドル円は一段高。20時時点では141.65円と17時時点(140.85円)と比べて80銭程度のドル高水準だった。直近のレジスタンスだった140円台半ばをブレイクしたことをきっかけに、上方向を期待した買いやストップロスなども重なって上値を追う展開に。市場では「本邦機関投資家から買いが観測された」との指摘があったほか、時間外の米10年債利回りが上昇に転じたこともドル買いを誘い、一時141.87円まで上げ幅を拡大した。

 ユーロ円は買い優勢。20時時点では145.06円と17時時点(144.48円)と比べて58銭程度のユーロ高水準だった。対ドル主導で円が全面安となった流れに沿った。ユーロ円は145.21円まで上昇したほか、ポンド円は167.58円、豪ドル円は93.87円まで上値を伸ばしている。

 ユーロドルはさえない。20時時点では1.0239ドルと17時時点(1.0256ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇やドル円の一段高を受けてドル高が加速すると一時1.0226ドルまで下落した。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:140.14円 - 141.87円
ユーロドル:1.0226ドル - 1.0333ドル
ユーロ円:144.33円 - 145.21円


(越後)
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