東京為替見通し=NZドル、RBNZ利上げ幅とオアRBNZ総裁の発言に要注目か
22日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、米10年債利回りが3.74%台まで低下したことで、141.09円まで下落した。ユーロドルは欧米金利差縮小を受けて1.0308ドルまで上昇した。
本日のアジア外国為替市場のドル円は、本日の東京市場が休場(勤労感謝の日)で、明日のニューヨーク市場も休場(感謝祭)となっていることで、動きづらい展開が予想される。
10時に発表されるニュージーランド準備銀行(RBNZ)の政策金利は、0.75%の利上げに踏み切り、4.25%に引き上げられることが予想されている。リスクシナリオは、0.50%の利上げ幅に留まること、そして、利上げペース鈍化への言及となる。再任が決まったオアRBNZ総裁は、先日「一部の家計や企業は金利上昇環境によって厳しい局面を迎える」と述べていたが、ターミナルレート(利上げの最終到達点)への言及に要注目か。
ドル円の一目均衡表のテクニカル分析では、均衡表と遅行スパンが陰転していることで、売りシグナルが優勢な展開となっている。しかしながら、転換線140.08円や雲の下限140.83円の上で推移していることで、フィボナッチ・リトレースメント38.2%戻し(151.95円~137.68円)の143.13円を目指す可能性は残されている。
エリオット波動分析では、151.95円までの第3上昇波動から第4調整波動に入っており、波動カウントは、1)145.11円、2)148.85円、3)137.68円、4)142.25円に続く5)を模索中となっている。5波-3波-5波のパターンになれば「ジグザク」調整波、3-3-5のパターンになれば「フラット」調整波となる。
・第1上昇波動:75.32円~125.86円 (+50.54円)
・第2調整波動:125.86円-101.19円 (▲24.67円)
・第3上昇波動:101.19円~
第(1)波動:101.19円~109.85円(+8.66円)
第(2)波動:109.85円~102.59円(▲7.26円)
第(3)波動:102.59円~151.95円(+49.36円)
第(4)波動:151.95円~
1)145.11円、2)148.85円、3)137.68円、4)142.25円、5)
第3上昇波動の目標値は、第1波動(+50.54円)と同じ値幅の場合の151.73円は上回っていることで、V計算値の152.70円(=125.86円+26.84円)、その上は1990年4月の斜行三角形の起点である160.20円となっている。
到達時期は、ドル高・円安8年サイクルから2023年6月頃が想定されている。
(山下)
本日のアジア外国為替市場のドル円は、本日の東京市場が休場(勤労感謝の日)で、明日のニューヨーク市場も休場(感謝祭)となっていることで、動きづらい展開が予想される。
10時に発表されるニュージーランド準備銀行(RBNZ)の政策金利は、0.75%の利上げに踏み切り、4.25%に引き上げられることが予想されている。リスクシナリオは、0.50%の利上げ幅に留まること、そして、利上げペース鈍化への言及となる。再任が決まったオアRBNZ総裁は、先日「一部の家計や企業は金利上昇環境によって厳しい局面を迎える」と述べていたが、ターミナルレート(利上げの最終到達点)への言及に要注目か。
ドル円の一目均衡表のテクニカル分析では、均衡表と遅行スパンが陰転していることで、売りシグナルが優勢な展開となっている。しかしながら、転換線140.08円や雲の下限140.83円の上で推移していることで、フィボナッチ・リトレースメント38.2%戻し(151.95円~137.68円)の143.13円を目指す可能性は残されている。
エリオット波動分析では、151.95円までの第3上昇波動から第4調整波動に入っており、波動カウントは、1)145.11円、2)148.85円、3)137.68円、4)142.25円に続く5)を模索中となっている。5波-3波-5波のパターンになれば「ジグザク」調整波、3-3-5のパターンになれば「フラット」調整波となる。
・第1上昇波動:75.32円~125.86円 (+50.54円)
・第2調整波動:125.86円-101.19円 (▲24.67円)
・第3上昇波動:101.19円~
第(1)波動:101.19円~109.85円(+8.66円)
第(2)波動:109.85円~102.59円(▲7.26円)
第(3)波動:102.59円~151.95円(+49.36円)
第(4)波動:151.95円~
1)145.11円、2)148.85円、3)137.68円、4)142.25円、5)
第3上昇波動の目標値は、第1波動(+50.54円)と同じ値幅の場合の151.73円は上回っていることで、V計算値の152.70円(=125.86円+26.84円)、その上は1990年4月の斜行三角形の起点である160.20円となっている。
到達時期は、ドル高・円安8年サイクルから2023年6月頃が想定されている。
(山下)